幸せな技術者になるために本を選ぶ

ふらふらと徘徊していて、こんなのを見つけました。
嘘のような、本当の話/Garbage Collection
すっごく素敵なことです。
そして、こんなに素敵なことが起こってしまうのが、今のインターネット。
gdgdしてる暇があるなら、行動を起こしてみれば、誰かに、何かにつながることができる。
もちろん、負の側面はあるけど、そう言った一部の事例でこんなに夢のある、希望を繋ぐことができるものを禁止させるというのは、本末転倒、愚策としか言いようのない暴挙だと思う。


と、話を元に戻すと、(本当の)エンジニアという人たちは、良い意味で子どもっぽくて、すごい、と思うものにならすぐに興味を示すし、何か問題があれば全力でそれにぶつかっていく。
初期衝動のままに、自分が好きなもの、自分が目指すところに真っ直ぐ向かっていく……
そんな小説、ちょっとだけ集めてみました。
──と言っても、ボクの数少ない読書経験の中からなので、もっと良いものはあるかもしれませんが、とりあえず、ということで。


まずは、「ロケットガール1女子高生、リフトオフ!(野尻抱介)」。

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

感想はこちら
この前アニメ化されましたね。
女子高生が宇宙に行っちゃいます。それだけなら、単純に萌え小説です。
しかし、そこは野尻抱介
しっかりと、技術者魂を刺激する展開をきちっと入れてくれます。
技術的な壁が、事件が立ちふさがったとき、彼女達は、そして、地上のスタッフ達が全身全霊をかけて問題を解決するのは、この本が富士見ファンタジア文庫だっていうのを忘れてしまうくらい。
そんなわけで、SFとか好きな人も、ぜひ読んでみてください。


続いては、「第六大陸小川一水)」。

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

感想はこちらこちら
小川一水は、他の小説でも見事なエンジニア魂を描いていることは、SF好きな人なら、先刻承知のことと思います。
その中でも、個人的にはこの第6大陸がおすすめ。
月を6番目の大陸に見立てて、そこを開発するというお話。
もちろん、簡単にはいかず、その過程には技術的な問題だけでなく、政治も立ちはだかります。
しかし、彼らはそれをひとつひとつ、「月へ!」という想いで乗り越えていきます。
時には、自分の命すら、その「夢」のために犠牲にすることを厭いません。
そして、そのシーンに心うたれ、ボクたちは涙を流すのです。
というより、本気で泣いたよ!


以上、簡単に2冊だけのご紹介。
きっと、他にもいろいろとこのような小説はあるはずです。
一時期、プロジェクトXなんかも流行っていたので、その流れで小説なんかもあるんじゃないのかな? と思います。
調べてないけど。
というわけで、なにかおすすめありましたら、コメント、トラバ、はてブなどでよろしくお願いします。
あ、ちなみに、一番返答率が高いのはTwitterだと思われますので、そちらからもよろしく。
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