狼と香辛料〈11〉Side Colors2/狼と香辛料〈12〉(支倉凍砂)
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
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旅の終わりが見えてきたところで、もうそろそろ小説としての形式的な限界も見えてきたかなぁ、なんて。
基本的に、ホロの心情をロレンスが察して、というのが多いですが、
賢狼の心情を、ただの人間であるロレンスの口で語らせてしまうことで、
安っぽさというか、別にたいしたことねーじゃん、って感じになってしまってるんですよ。
別に二人できゃっきゃうふふしてるときなら良いんですけど、
真面目なところでそれだとなぁ、と。
ホロの翻訳者としてのロレンスに、そして作者にもっと期待したいところです。
ほら、作者だって管狼なんだから、ね?