kazutokotohito2005-09-11

夕食を買いに外へ出てみたら、暗くて肌寒くて、もう秋を感じる空気だった。
きっと、今日は夏と秋が交差する年に一度の日だったんだろうけど、自堕落に睡眠を貪っていた私には、それを感じることができなかった。


というわけで、今日は衆院総選挙の日。
写真は、藤沢市から送られてきたはがきに載っていた、ひょうたです。
……すげー脱力感。
20時に一斉に始まったテレビ各局の報道を見る限りだと、自民党が圧勝だそうです。
負けることはないとは思ってましたが、まさかこれほどまでとは思ってませんでした。
選挙戦では様々な争点があり、与党と野党ではそれが食い違っていたりしましたが、有権者として誰に、どの党に投票するかというのを判断するのは、決して選挙のときに声高らかに叫ばれる政策だけじゃないです。
与党に対しては、今までどういう政治をしてきたか、野党に対しては、それに対してどういう行動を起こしてきたか、これが一番重要な判断ポイントになると思っています。
それを考えたとき、民主党というのはちょっと選挙のとき以外では存在感がなかったかな、と。たとえば郵政法案のときにも、注目されていたのは自民党内の対立だけ。民主党がいったいどのような対案を示したのか? というのはちょっと弱かったわけで。
ところで、新党大地議席を確保しそうと言うのがちょっと面白いなぁ、と。
きれい事をいくら言っても、自分の地元に利益をもたらすのが政治家。
それを考えると、鈴木宗男という人は立派に政治家なんだなぁ、と。
……その政治家が、時代からは遅れてきているわけですが。


世界中を見てみると、毎日どこかで、戦争・テロなどのためにたくさんの人が死んでいっています。子供が銃をとり、同じような子供たちを殺したり、さらには、人種が違うとか、部族が違うとか、そういう理由で虐殺したり。
そういった毎日のなかで、この日だけを特別視するのは問題かもしれないけれど、ニューヨークから送られてくる映像をリアルタイムで見続けた自分にとっては、この日がやっぱり特別なわけです。
イラクの状況はどうにも出口が見えそうにもないし、ロンドンでもテロが起こり、世界一の正義の国・アメリカというところが、結局は隣の住民を疑心暗鬼で疑わざるを得ない国というのが白日の下に晒されたり。でも、本当に小さくて、ただのごまかしかもしれないけれど、イスラエルの入植地からの撤退があったり。
その気になれば世界中の情報を取得することができるようになったせいか、どうしてもこの世界の状況というのを楽観視できることはないんですが、今まで知らなかっただけで、これまでもこういう状況だったんだろうなぁ、と。
もう、二度とあんな映像を見なくてもすむように。
そして、世界のどこかで泣いている子供がひとりでも減るように。

[Today's tune]The National Anthem/Radiohead