とらドラ9!(竹内ゆゆこ)
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 文庫
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前巻で、おいおい、いきなりこの展開かよ! とびっくりしたというか、あまりの重さにどうしようか? と思ったりしたんですが、今回は今回でまたすごいなー。
大河の眩しいくらいの真っ直ぐさに救われて、どうしようもないくらいの意地っ張りなところに悲しくもなる。
あーみんも、みのりんも、とっても不器用で、どうして良いかわからないのに、どうにかしなきゃ、というのだけはわかってる。
そんなもどかしさ、というか、今の自分は無くしてしまった/持ったことがないかもしれない、憧憬にもにたものがあって。
ちょうど、アニメの2話、電柱を二人で蹴り傾けるシーン。
あのシーンと、重なって見えてしまう。
あの頃は、立ちはだかる壁なんてわからなかった。
だから、どんどんと立ち向かって行けた。
でも、今回は、目の前にある壁があまりにも大きくて、そして、ただ壊せばいいだけのものじゃなくて、
どうしていいかわからないから、だから、走り出すしかなかった。
次、いったいどうなるのか?
できれば──幸せになって欲しいと思います。
みんなが、一生懸命、生きて、恋しているんだから。
除く、独身(30)。
いや、今回は珍しく(?)担任というか先生っぽかったけど。
独身(30)が幸せになったら、独身(30)のことをなんて呼べば良いんだ!?
独身(30)はあくまで独身(30)じゃないと!
[Today's tune]あと10秒で/ART-SCHOOL