THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!のナゴヤドームの2日目のライブビューイングに行ってきました

 タイトルが長い。

 

 いや、デレマス、デレステは、以前はやっていて、だいたいのキャラの名前はわかるし、という感じだったのが、まぁ、長くやってれば飽きもくるよね……というのでしばらく離れてたんですが、ここ最近はワルキューレにはまったりしてて、そういえば、ワルキューレ以外の現場の鈴木みのりさんってどうなんだろう? と気になってしまい、ワルキューレでも他のメンバはなんとなく想像ができていて、東山奈央さんはプロっぽくどこでもどんな役でも完璧にこなすだろうし、安野さんもぼんやりしつつもかっこいいところからしっとりなところまでこなすし、西田望見さんはどこでもどんな時でもかわいいのからかっこいいところまできゃわわに盛り上げてくれるだろうし、JUNNAちゃんは声優とシンガーという違いはあるけど、ライブでめっちゃ盛り上げるだろうなぁ、というのはあったんですけど、鈴木みのりさんはワルキューレ以外でどうなのか、ちょっと想像できないところがあって、それだけ、自分の中で鈴木みのりフレイア・ヴィオンという感覚になってたというのもあるのかもしれなくて、そんな中、そういえばデレマスで藤原肇ちゃんが鈴木みのりさんだったよな……というのがあったので、行ってみました。

 

 前置きも長い。

 

 藤原肇ちゃん、フレイアとは真逆とも思えるような、穏やかなキャラで、似てるところは芯が強くて頑固なところというのはあるけど、まぁ、アニメやゲームのキャラって過半数以上が芯が強くて頑固だよね、というのもあるので、全く別のキャラといってもいいと思います。
 だからこそ、そんなキャラを演じられるのか? というのを不安に思いつつ、でも、新しい鈴木みのりさんが見られるかも、と期待もしつつ、はじめてシンデレラガールズのイベントに参加してみたんですが、もう、全く予想を裏切られましたよ。
 まだまだ前半の5曲目、最近までデレステでイベントをやっていた(らしい)、藤原肇(鈴木みのり)と依田芳乃(高田憂希)のユニット「山紫水明」のSunshine See May。そこには、ワルキューレの時とは全く違う、藤原肇として、穏やかに、けれど力強い歌声を響かせる鈴木みのりさんがいました。
 いやぁ、本当に声優さんってすごいですね。
 ワルキューレの時は、これでもか! ってくらいに煽って引っ張って突っ走るのに、プラズマクラスターもびっくりなマイナスイオン出てるんじゃね? というくらいの穏やかで優しく包み込むような歌で、でも、力強さがあって、フリはPVそのままでさすがは鈴木みのり! というのはあって、いやぁ、うちの鈴木みのりはすごいんですよ! って言いたくなりました。
 そのあと、村上巴(花井美春さん)と関裕美(会沢紗弥さん)の三人の「この空の下」がとても良かったです。

 

 あと、それ以外にはじめて見た感想としては、
・よしのん、いた。高田憂希さん、まじよしのんでしてーめっちゃよしのんでしてー。
・関ちゃんもいた。会沢紗弥さん関ちゃんだった。
・あんきらは楽しいね。
・お嬢(花井美春さん)、めっちゃうまい……もう、来年紅白出よ?
・乙倉悠貴(中島由貴さん)は、乙倉ちゃんだったし、ちょっと健康的にえっちじゃないですかね?
佐久間まゆ牧野由依さん)は、もともとARIAの主題歌とかで歌は聞いてたんですけど、まゆのやつははじめて聞いたんですけど、めっちゃまゆだった……まゆいた……まゆすき……
・トライアドはやっぱり強いというのはあるんだけど、負けないくらいにインディヴィジュアルズも強かったし、りんのの好きな人が人生に一片の悔いもなくしぬのもわかるわぁ、ってなった。
・最後のおねシンの時に、センターステージで一番最後まで残ってファンじゃなくてプロデューサーに手を振っていたり、一番後ろを二人で手を繋いで歩いていった山紫水明ありがとうございます。本当にありがとうございます。
 と、簡単にこのくらいになります。

 

 で、ライブの感想からちょっと離れてると、最後のMCのところで、「ここはまだ到達点じゃなくて、これからもまだまだ先を見せて」というようなことを言っていたんですけど、これ、ワルキューレファンからすると、とっても羨ましい言葉だし、逆に、呪いのような気もする、とても難しい言葉だよなぁ、と思いました。

 

 今回、行く前からいろんな人に「これが人が沼にはまる時の行動か……」とか色々と言われたんですけど、正直なところ、またLVとか機会があれば現地も行ってみても良いかもなぁ、とは思いましたが、どうしてもチケット取って行く! というところまでは到達していないかなぁ、というのは、ちょっとあって、特にalwaysの歌詞とかでそうなんですけど、あそこに自分が好きなアイドルがいれば、もう、めっちゃはまると思うんですけど、自分の好きなアイドルにまだ声もついていない状況だと、自分の好きなアイドルはあの場所に立てない、というので、羨ましいというか悔しいような気持ちになって、そりゃ、マシーナリーとも子さんも池袋晶葉ちゃんのためにマシーナリーとも子になるよなぁ、と、めっちゃ納得した次第であり、今後、兵藤レナさんか原田美世ちゃんに声がつくか、西田望見さんがどのアイドルかの声を担当することになったら、全力を出そうと思います。

もうすぐ年末なので、うちの掃除(特に水まわり)のコツなどを書いてみるという試み

 この間、うちのハウスクリーニングをしていただいたときに、キッチンや洗面所など、水まわりをきれいに使っていると褒められたので、自分がどうやって掃除等をしているのか、シェアしておこうかと思います。

 キッチンなどの掃除というと、テレビの掃除道具通販番組などでよくあるような、ギットギトに汚れがこびりついたコンロだったりベトベトになった換気扇をどうやってきれいにするか? というネタになることが多いような気がしますが、個人的には、ああいう状態になっていることが、すでに敗北だと思っています。
 ああいう状態になるから、特別な道具だったり、特殊な洗剤などを使わないといけなくなるわけで、そうじゃなければ、汚れは簡単に落とせるわけです。
 というわけで、おすすめは、使ったら拭く。
 これだけ。
 使ったら、都度拭く。
 それだけで、良い状態に保てます。
 水まわりなので、使った後はそこそこ濡れていたりするので、わざわざ濡れ布巾などを用意する必要はなくて、基本は乾拭きでOKです。コンロなど、水分がない場所は、水拭きすれば良いです。布巾は100円ショップで売ってるやつで良いと思います。汚れたら取り替えればOK。
 ちなみに、ハウスクリーニングに来ていただいたかたに、楽にできたということで、マイクロファイバータオルをいただいたりしましたが、これ、めっちゃ捗るな! ってなってます。あれは、人類が生み出した最高の道具のひとつだと思います。

 お風呂場の鏡なども、水切りワイパーで水を落とすことで、いわゆるウロコみたいになることを完全には防げないにしても、かなり遅らせることが可能です。こちらも、特別な道具などは不要です。あと風呂については、使った後は乾燥かけることで、カビとかほぼ防げます。浴槽のパネル裏とか、ちょっとあるかなぁ、というくらいまで減らせます。

 とにかく、先手先手で、まだ汚れていないうちに汚れの元を断つというのが、重要だと考えています。汚れが溜まったりこびりついたり、そうすると、特別な道具だったり薬剤が必要になりますが、そういった道具や薬剤は、取り扱いに十分注意しないと、モノを悪くしたりだとか、体にダメージがあったりだとかしてしまう可能性があります。
 が、使ったその場であれば、基本は水でOKなので、安全安心です。

 肝要なのは、こういった細かい都度の作業をめんどくさがらずにやるために、日々の料理だとか洗面、入浴の中のルーチンとして組み込むこと。例えば料理をするなら、切ったり焼いたりという流れの中で、使った場所を拭くという動作を組み込むことです。洗面なら、終わった後にさっと拭くように習慣づければ、多分、毎日できるはずです。
 そのためにも、布巾は、キッチン用、洗面所用など、その場所ごとに用意しておくと良いと思います。わざわざ、置いてある場所まで行って出してきて拭いて戻して……って面倒で、絶対にやらなくなると思いますので。

 というわけで、別に特別なことは何もやっていないので書くことに困りますけど、うちの掃除のコツみたいなものを書いてみました。

マクロスΔ(ワルキューレ)とラブライブ!/ラブライブ!サンシャイン!!(μ's/Aqours)の話とか

 聞いた話だと、先週はワルキューレ3rdライブのBDだけではなく、ラブライブ!サンシャイン!!のライブBDも出ていたそうで、ちょっと考えると、ワルキューレマクロスΔ)とμ's/Aqoursラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!)というのはとても対照的な話だなぁ、と思ったので、書き留めておこうと思います。

 一言で言うと、ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!というのは、「みんなでひとつの思いを共有する」物語だったと思っています。「みんなで叶える物語」って、まさにその通りで。

 逆に、ワルキューレマクロスΔというのは、「みんなでひとつの思いを!」というのに、俺の空を奪うな! と中指突き立てた話だったわけです。白騎士さまが。

 ほぼ同じ時代、ほぼ同じような客層をターゲットにしていて、さらには、アニメ+歌というものを同じくしていながら、テーマとしてはここまで逆のものが出てくるというのは、非常に興味深いものがあるのではないだろうかと。

 どちらを好むのか、どちらに共感を覚えるのかというのは、人それぞれ、思想信条によって異なってくるところはあると思いますが、その傾向などを分析すると、面白いかもしれませんね。きっと、誰かが分析してくれることと思います。

ワルキューレ3rdライブ「ワルキューレは裏切らない」のBDを見ました

 ワルキューレ3rdライブ「ワルキューレは裏切らない」のBDが届いたので見ました。

 

 


 1日目と2日目にメイキングも含めて、なかなかのボリュームですが、見応えはありました。
 自分、本当にあの場に居たんだなぁ、と思いながら見てました。
 1日目、1年ぶりに見たワルキューレは、2ndの時よりも格段にすごくなっていて、マキナΔのぞみるもレイナΔ東山さんも、カナメΔ安野さんもすごく良かったし、何よりのぞみるめっちゃきゃわわだったんですが、フレイアΔ鈴木みのりさんと美雲ΔJUNNAちゃんの成長が本当にすごかった。
 二人とも、こちらが怖くなるくらいに勢いと力強さがあって、おいおい、これはまずいぞ、と。気を抜いたらやられるぞ、と。まぁ、気を抜かなくても十分にやれれたわけですけど。
 1日目でいうと、2日目にはない曲、のぞみるのおにゃの子☆girlと東山さんのSilent Hackerがとても良かったです。おにゃの子☆girlは本当に本当にかわいくて、マジで脳が溶けて漏れるくらいにきゃわわで、Silent Hackerはとてもかっこいいのです。2ndの時も、個人的に盛り上がってたんですけど、まぁ、のぞみる好きなので、でも3rdはより盛り上がれたというか、のぞみるもナチュラルに煽ったり、きゃわわなところを見せつけてきて、もう、ダメですよ、危ない。あんなん、絶対にダメやん。耐えられるはずがないじゃん。そりゃ、からのー! ってやりますよ。
 あと、1日目はスペシャルゲストでシェリル starring May'nが登場したわけですが、正直、強い、と思いました。多分、JUNNAちゃんとの差というのはここにあるんだろうなぁ、という強さ。踏んだ場数の差、マクロスっぽくいうなら、臨んだ戦場の数の差。そういうところが、まだJUNNAちゃんの伸びしろとしてあるんだと思う。

 そして2日目。
 1日目でもやばいよーやばいよーと思ってたのに、それを超えてきた2日目。
 ジリティック♡BEGINNERはきゃわわだった。うん。めっちゃきゃわわ。
 スペシャルゲストはランカ=まめぐで、まさかこの歳でキラッ☆やるとは思わなんだ……ってなったことを思い出しつつ見てました。

 1日目2日目通してみると、どの曲もめっちゃ難しいというか、歌もかなり変なことやってるというか、ぶっちゃけ普通じゃないことしかやってないというか、音源聞いて、こんなの絶対ライブじゃできないじゃん、というのを普通に(じゃないかもしれないですけど)やってくるすごさというのが、こうしてお茶の間で見られるBDというものは、本当に素晴らしいと思います。だって、何度も何度も見直せるんだよ? 1回見ただけだと気がつけないところまでしっかりと見られるんですよ。うん、素晴らしい。

 3rdライブの時はブログとか開店休業状態だったので、BDというより3rdライブの感想になりつつあるんですけど、改めてBDを見て強く感じたのが、鈴木みのり、めっちゃエモい。
 ルンピカなんかはとてもわかりやすく、感情乗っけてきているのが聞き取れるんですけど、God Bless Youのようにしっとりと歌い上げるのとか、風は予告なく吹くみたいな曲で、彼女の力強さが本当に強く感じられたなぁ、と。
 だからこそ、ドキュメンタリで2日目の終幕後に号泣していた彼女がいるんだろう、と。
 あと、JUNNAちゃんが、本当にすごく成長していました。
 歌のうまさとかダンスというのはもちろんなんですけど、MCとか、フォーメーションの合間合間で他のメンバーとからむところとか、2ndの頃よりも、柔らかくなったな、と思います。それだけ、1年という期間がワルキューレ5人の間に何かしらの関係を築いていったんじゃないかと。
 それは、この間の豊洲のイベントでも強く感じました。
 鈴木みのりさんはあの短いステージじゃ満足できないようにコール&レスポンスを繰り返していたし、JUNNAちゃんは本当に柔らかく笑っていたし。

 これから先、犬フェスやクロスオーバーライブ、新劇場版もあって、まだまだワルキューレの活躍が見られるとはいえ、いつまでもこうして見ていられるとは思っていないし、いつかは終わる日が来ることは覚悟していますが、それまでは、まだまだ彼女たちを見ていこうと思う、そんな3rdライブでした。

 で、ところで、のぞみるがモーションキャプチャをやった、めっちゃきゃわわでかっこいいOPムービー「Walkure Launch!!!!!」ですが、特典映像として収録していただいていても良かったのではないでしょうか? と思うわけです。あの映像見たいなぁ→とりあえずOPだけ見るか→気がついたらみのりんごに煽られてうぉーうぉうぉーってやってる未来しか見えないんで。

豊洲に新しいブランドができると聞いて

 カスタムキャストのアップデートで追加されたポーズがかわいいです。

 

 ブランドというのがどういうものかを考えると、信頼というものを言い換えたひとつの形なのではないだろうか、と思ったりするわけです。
 以前書いたことと繋がりますが、100年続く伝統だとか、名前とかロゴそのものに価値があった時代は過ぎ去って、毎日の行動や発信する言葉が信頼、ブランドという形のないものを作り上げていくんだと思っています。

 

 ということを考えたのは、築地から豊洲への市場移転についてのあれこれをTwitterで見たからです。
 築地ブランドというのは、まさに歴史が作り上げたものであり、豊洲で同じようなブランドが作り上げられるかどうか、というのは、市場に関連する人々がこれからどうしていくかにかかっていると思います。
 個人的には、すでに作り上げられたブランドの上に座るというのは居心地は良いとは思いますが、これから新しいブランドを自分たちで作り上げていくというのも、それはきっとめっちゃクソ面白いことなんじゃないかって思います。
 築地市場ができた頃には新鮮な食材を届けていればというのはあったかもしれないですが、今は、安全安心な食材というのは当然のこととして、資源の持続性、それがフェアなトレードかどうかなど、市場や企業に求められる社会的な責任というのは広く強く深くなっていると考えています。
 あくまで個人的な意見ではありますけど、そういった社会的な責任を果たす市場として、豊洲市場がモデルケースになっていただければ、と考えております。

 

 あと、蛇足ながら付け加えると、TwitterなどのSNSを中心としたインターネットコミュニティにて個人が信頼を得るというのもひとつのブランド活動だと思いますので、そういう視点で色々と活動して見るのも面白いのではないでしょうか。

This is me.

 タイトルは、グレイテスト・ショーマンからKeala Settleの名曲です。

 

 ここしばらく、カスタムキャストで遊んでました。

 こういうのを遊ぶ時は、
・こういうのがかわいいやろ?
・これが自分の好きなものだ!
・これが自分……
 まで、いろいろな考え方で作るものだということに気がつきました。
 どれにあたるのかは、ご想像にお任せします。

 ちなみに、自分、以前同人誌で
「つまり、俺はそに子になりたいんですよ!」
 とかアホなことを書いたりしてました。
 いや、半分本気なんですが。

 このあたりで、最近一部で話題になっていたNHKキズナアイさんを登用したことに対するクレーム案件と絡めて色々と思うところがあったりなかったりするわけですが、それを書くにはこのスペースは少なすぎるわけではないですが、ぶっちゃけ面倒だし、Ans.としては、だからどうした、以上のものはないので、特に述べることはしません。

Hit Refreshという本を読みました

 まず最初に断っておくと、サーバ用途のOSとしてはWindowsというのは好きではなく、というより、むしろ嫌いと言っても良いかもしれなくて、もちろん、Windowsサーバにも良いところはあるというのは理解はしていて、要件によってはLinuxよりもWindowsを選択する方が良い場合があるというのも十分に理解はしているけど、Windowsサーバは好きではないです。

 という好みがあるので、まさか、マイクロソフトのCEOの本を読んで、マジで面白い! と膝を打つなんて思ってもみなかったですけど、これ、めっちゃ面白いです。素直におすすめです。

 

Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来

Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来

 

 


 この本を読んで、最近のMSの動きについて、非常に良く納得できるとともに、強い共感を覚えつつ、これはものすごい脅威になるぞ、と戦慄せずにはいられないです。
 だって、MSのような世界トップレベルの会社のトップが、こんな考えを持ってやってたら、勝負の前に負けが決まったようなものじゃん? と考えるんですけど、ただ、それすらもサティア・ナデラCEOの考えのうちで、そもそも勝負するってなに? 勝ち負け決めることに意味がある? という内容すら本書の中で述べられており、これが御釈迦様の掌というやつか……! となるわけです。

 で、この本を読んで似てるなぁ、と思ったのが、「ビジネス・フォー・パンクス/ジェームズ・ワット」です。

 

ビジネス・フォー・パンクス

ビジネス・フォー・パンクス

 

 


 かたや、世界トップレベルのIT企業で、かたや独特の世界観を放つビール会社というので、規模から業種から何もかもが違うように思えますが、中に書かれていること、マイクロソフトの中でサティア・ナデラCEOが大切にしようとしているものと、ジェームズ・ワットがビールとともに世界に広めていこうとしているものは同じなんじゃないかと思うんですよね。
 自分が、会社が大切にするべきもの──ナデラCEOは「文化」と呼び、ジェームズ・ワットが「信念」とか呼ぶものを中心にして、それをより強く実現させるためにはどうするべきか。それにだけ全力を捧ぐ。敵も味方もなく、良い言い方をすれば、ともに手を取って、悪い言い方をすれば、利用できるものはクレバーに利用して。

 いや、ぶっちゃけね、冒頭でWindowsサーバは好きじゃないって書いたけど、個人用途のWindowsというかMS製品というのは最近めっちゃ良いなぁ、とは思ってて、なんか上から目線で申し訳ないんだけど、Surface Pro 4は発売してすぐくらいの時に買って、それ以来便利に使ってるし、ある程度のテキストを書いたりとかするのであれば、iPadのように完全なタブレットよりも使いやすいと思うんですよね、という余談なんですけど、そういうユーザ目線でのサービスの方向性が、はっきり言って、今のAppleよりも良い感じなんじゃないかと思ったりもするんですよね。Office365は仕事だけでなく、個人用としても必要十分に使えるし。
 で、そういうサービスを使って何を実現したいのか、何を実現させたいのか、もっというと、世界をどうしていきたいのか、というものが、非常にわかりやすく、しかも、理解して納得できて、流石に言い過ぎじゃね? と思うところはなきにしもあらずだけど、世界的な企業のトップともなれば、これくらいのことは言わなきゃいけないのかなぁ、というところまで含めて共感させられるようなものが、本書で述べられていました。

 あとは余談。
 ところで、この企業としての「文化」とか大切にしているものについて、自分の務めている会社はどうだろうかなぁ、とか、自分がそれに共感できるかどうかなど、考えると色々と面白いかもしれないですね。
 ちなみに、上場している企業であれば、WebサイトなどにIR情報が掲載されているはずなので、そこでその企業の企業理念、ビジョン、ミッションなどで、その企業が目指すもの、大切にしているものを見ることができるので、気になる会社のものを見てみるのも面白いんじゃないでしょうか。