文学とかミステリとかラノベとかSFとかエロゲとかマンガとか

個人的には、上記羅列したものに、映画とかドラマ、アニメから、絵画、彫刻、演劇、技術がある人にはコードまで入れてしまっても良いんじゃないかと思っている。
いや、どういうことかというと、
こう言うところを読んでみたからで。
「泣けるエロゲ」を周りに薦めてくるやつって(はてな匿名ダイアリー)
泣きゲーで感動出来る人と出来ない人(青ひげノートさん)
Something Orangeさん
届かない「文学」も、面白さを伝えきれない「オタク」にも価値を感じない(鯨飲馬食ブログさん)
そういう話なわけです。
密かに告白すると、ボクはエロゲで泣ける人なので、そういう立場からの意見として読んで頂ければ幸いです。
ええと、まず、文学が高尚か? というと、今更そんなこと言ってるやついなくね? というのが答えだと思います。
ええと、とりあえず、「文学が高尚なんて誰も思ってない」「エロゲで泣いたって、問題ないよね」というのは前提として良いな? そこを否定されると、ええと、ボク、泣いちゃいます。
で、言いたいことは何かというと、
「別に、文学なんて読まなくたって良いし、エロゲだってやらなくて良いし、どっちも好きな人だけ楽しめばいいじゃん?」
と言うことで。
あのですね、別に「お前らに迷惑かけてないから良いだろ!」とか、周囲にばれた時のオタクの言い訳じゃなくて、はっきり言って、文学──というより、小説と言った方がしっくり来るけど──とか、エロゲとか、理解不能な人には、まったく未知の世界なわけです。
まぁ、一応小説は義務教育9年間でそこそこは読まされるので、エロゲよりも可読人口は多いと思いますが、それでも、ほとんどの日本人(外国の事情は知らないので、日本人限定)は、小説ほとんど読まないですよ?
読んでも、軽い恋愛小説とか、歴史小説とかそういうの。
書店の日本文学のハードカバーが並んでる棚行ったことある?
あそこ、どのお店でもいっつも空いてるんだぜ?
エロゲだって、男のオタクしかいないんだぜ?
──いや、アキバにエロゲ買いに行く、という(元)メイドさん(女)知ってますが。
じゃあ、ほとんどの日本人は、いったい何を嗜好しているのかというと、アレですよ、毎日毎日、休むことなく貴重な娯楽をお茶の間に届けてくれるテレビとか、毎週出版されるマンガ雑誌とか、日付以外は嘘で固められたスポーツ新聞とか、そういうものですよ。
皆さんの周りの人を見ても、そうじゃないですか?
キミが読んだ本を、隣の席に座ってるあの人は読んでいる?
あなたがやったエロゲ、向かいの席の人はやったことある?
でも、あの人も、この人も、昨日やってたドラマは見てるんだ。

 文学でもエロゲでも、作品を、その良さを他者に伝えようと思うのなら怠惰であってはならない。「高尚」とか「萌え」なんて言葉をいくら重ねてもそのおもしろさは届かない。そんな与えられた「ことば」じゃなくて、わかりやすい自分自身の「ことば」で語れよ、と思う。「読んでみたい」と他の人に思わせるのは本当に難しいことだけど、認めてほしいのなら逃げちゃいけない。
from 鯨飲馬食ブログ

はっきり言って、「読んでみたい」とほかの人に思わせるのは、無理だと思っている。
読まない人は、何をどうしたって本は読まないし、絶対にエロゲをやらない人はいる。
ボクが並べる100の言葉よりも、好きな人が持っている、という事実のほうが、本を読む理由になる。
逃げちゃダメだ、と言うけれど、戦う前から敗北は決まっている。


ええと、じゃあ、いったいどうしてこんな日記で本の感想とか書いてるかというと、それでも、いつか、誰かに何か届くかもしれない、という奇蹟を信じているから。


ということで簡単にまとめると、冬と言うことでKanonやって泣いて秋子さんに萌えれば良いじゃない、というわけでした。
#参考リンクITmedia+D8年の歳月が流れても、その感動は色あせない──泣きゲーの金字塔をPSPで遊んでみました

[Today's tune]Primitive Notion/New Order