水に描かれた館(佐々木丸美)
- 作者: 佐々木丸美
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
──これ、3部作の2巻目なんだね。
一応話自体はひとつにまとまってます。
でも、やっぱり前巻から引きずっている部分というか、第1巻目で亡くなった少女が大きな要素を占めていて。
うーん、これは前のも読まなきゃダメだなぁ。
ガラス張りの「奇妙な」館に、嵐、荒れた海、「招かれざる」客、信仰の少女、失踪、心理学、絵画、過去の夢、未来の夢、前世、そして密室殺人。
何よりも、瑞々しい「少女」の感性。
終幕は、カタルシスよりも切なさが。
[Today's tune]幾千光年の孤独/THE BACK HORN