This is me.
タイトルは、グレイテスト・ショーマンからKeala Settleの名曲です。
ここしばらく、カスタムキャストで遊んでました。
作る→ポーズ取らせる→ちょっと修正→ポーズ取らせる→かわいい→ちょっと修正→かわいい pic.twitter.com/LG4Y7opF8e
— ことひと (@kotohito) 2018年10月4日
こういうのを遊ぶ時は、
・こういうのがかわいいやろ?
・これが自分の好きなものだ!
・これが自分……
まで、いろいろな考え方で作るものだということに気がつきました。
どれにあたるのかは、ご想像にお任せします。
ちなみに、自分、以前同人誌で
「つまり、俺はそに子になりたいんですよ!」
とかアホなことを書いたりしてました。
いや、半分本気なんですが。
このあたりで、最近一部で話題になっていたNHKでキズナアイさんを登用したことに対するクレーム案件と絡めて色々と思うところがあったりなかったりするわけですが、それを書くにはこのスペースは少なすぎるわけではないですが、ぶっちゃけ面倒だし、Ans.としては、だからどうした、以上のものはないので、特に述べることはしません。
Hit Refreshという本を読みました
まず最初に断っておくと、サーバ用途のOSとしてはWindowsというのは好きではなく、というより、むしろ嫌いと言っても良いかもしれなくて、もちろん、Windowsサーバにも良いところはあるというのは理解はしていて、要件によってはLinuxよりもWindowsを選択する方が良い場合があるというのも十分に理解はしているけど、Windowsサーバは好きではないです。
という好みがあるので、まさか、マイクロソフトのCEOの本を読んで、マジで面白い! と膝を打つなんて思ってもみなかったですけど、これ、めっちゃ面白いです。素直におすすめです。
Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来
- 作者: サティア・ナデラ,グレッグ・ショー、ジル・トレイシー・ニコルズ,ビル・ゲイツ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/11/16
- メディア: 単行本
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この本を読んで、最近のMSの動きについて、非常に良く納得できるとともに、強い共感を覚えつつ、これはものすごい脅威になるぞ、と戦慄せずにはいられないです。
だって、MSのような世界トップレベルの会社のトップが、こんな考えを持ってやってたら、勝負の前に負けが決まったようなものじゃん? と考えるんですけど、ただ、それすらもサティア・ナデラCEOの考えのうちで、そもそも勝負するってなに? 勝ち負け決めることに意味がある? という内容すら本書の中で述べられており、これが御釈迦様の掌というやつか……! となるわけです。
で、この本を読んで似てるなぁ、と思ったのが、「ビジネス・フォー・パンクス/ジェームズ・ワット」です。
かたや、世界トップレベルのIT企業で、かたや独特の世界観を放つビール会社というので、規模から業種から何もかもが違うように思えますが、中に書かれていること、マイクロソフトの中でサティア・ナデラCEOが大切にしようとしているものと、ジェームズ・ワットがビールとともに世界に広めていこうとしているものは同じなんじゃないかと思うんですよね。
自分が、会社が大切にするべきもの──ナデラCEOは「文化」と呼び、ジェームズ・ワットが「信念」とか呼ぶものを中心にして、それをより強く実現させるためにはどうするべきか。それにだけ全力を捧ぐ。敵も味方もなく、良い言い方をすれば、ともに手を取って、悪い言い方をすれば、利用できるものはクレバーに利用して。
いや、ぶっちゃけね、冒頭でWindowsサーバは好きじゃないって書いたけど、個人用途のWindowsというかMS製品というのは最近めっちゃ良いなぁ、とは思ってて、なんか上から目線で申し訳ないんだけど、Surface Pro 4は発売してすぐくらいの時に買って、それ以来便利に使ってるし、ある程度のテキストを書いたりとかするのであれば、iPadのように完全なタブレットよりも使いやすいと思うんですよね、という余談なんですけど、そういうユーザ目線でのサービスの方向性が、はっきり言って、今のAppleよりも良い感じなんじゃないかと思ったりもするんですよね。Office365は仕事だけでなく、個人用としても必要十分に使えるし。
で、そういうサービスを使って何を実現したいのか、何を実現させたいのか、もっというと、世界をどうしていきたいのか、というものが、非常にわかりやすく、しかも、理解して納得できて、流石に言い過ぎじゃね? と思うところはなきにしもあらずだけど、世界的な企業のトップともなれば、これくらいのことは言わなきゃいけないのかなぁ、というところまで含めて共感させられるようなものが、本書で述べられていました。
あとは余談。
ところで、この企業としての「文化」とか大切にしているものについて、自分の務めている会社はどうだろうかなぁ、とか、自分がそれに共感できるかどうかなど、考えると色々と面白いかもしれないですね。
ちなみに、上場している企業であれば、WebサイトなどにIR情報が掲載されているはずなので、そこでその企業の企業理念、ビジョン、ミッションなどで、その企業が目指すもの、大切にしているものを見ることができるので、気になる会社のものを見てみるのも面白いんじゃないでしょうか。
ワルキューレ「扇情のプレミアムライブイベント」に行ってきました
という訳で、マクロスΔのワルキューレ「扇情のプレミアムライブイベント」のチケットに当選していたので行ってきました。
自分で昼の部、友人が夜の部のチケット当選してたので、昼と夜行ってきました。
思わぬ友人と会ったりしてびっくりもしましたけど、無事、ライブBDを布教できたので、良かったです。
というより、その友人、というよりINNさんという方なんですけど、いろんなライブ行ってて、海外だろうが行きたいライブがあれば行くという、ある意味その筋ではプロ? の人なんですけど、色々とタイミングがなくて、今回が初めての生ワルキューレという人で、その人が終わった瞬間に、ライブ盤ポチるというのが、ワルキューレがどれほどすごいのかというのを物語っているのではなかろうか、と。
で、ワルキューレについて今まであまり語ってなかったのもあるので、何か語ろうかと思うんですけど、まずは、こちらをご覧ください。
来月発売される、今年2月の3rdライブの円盤からのダイジェストPVです。
百聞は一見にしかず、万の言葉を並べるよりもこうして映像を見てもらうのが一番彼女たちについてわかるというものであり、この十数分の映像だけでも無限に語れるほどだと思うんですけど、それでもあえて語ります。
いや、正直、自分も実際に2ndライブの2日目を見るまでは、まぁ、よくある声優ユニットだろうと思ってたんですよ。マクロスΔのアニメ見てれば、主題歌とか挿入歌で歌は下手じゃないというのはわかってたけど、まぁ、良くも悪くもそれだけだろうと。
でも、2ndライブの1曲目、「ようこそ! ワルキューレワールドへ」で完全にその自分の思い違いを吹き飛ばされたというか、マジですごかったんですよ。歌とダンスだけじゃなくて、そこにいる存在感というか、エネルギーというか、そういうのがすごくてねぇ。
思えば、自分が最初に生で聞いたのが「ようこそ! ワルキューレワールドへ」というのが良かったのかもしれない。
この曲は、メンバーひとりひとりの自己紹介を兼ねているような曲で、そこに立っているのがマクロスΔのキャラクターであるところのワルキューレというものであるというところに、すんなりと導入してくれる曲だと思うんです。そこから、キャラクターとしてのワルキューレと実在のユニットとしてのワルキューレが見えたり隠れたりしながら不思議な感じでライブというのを作り上げていくんですよ。
そんな感じで夢中になってしまったワルキューレ、結局、3rdライブは両日、今回も昼夜と見てきた訳ですが、ここにきてマクロスΔの完全新作劇場版製作決定とか、まさかの4thライブも期待したいなぁ、と思っている訳です。
で、ワルキューレ。
ご存知ない人のために簡単に説明すると、マクロスΔというアニメに登場した「戦術音楽ユニット」ワルキューレを演じる声優さん(と歌担当)で構成されたユニットです。
──説明は以上です。
美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのりの歌唱力とパフォーマンスは、確かにマクロスという作品の伝統を継ぐにふさわしい実力とポテンシャルを秘めていると思っていて、確かに、JUNNAはまだMay'nにはかなわないかもしれない(3rdの1日目を見ても、やっぱり瞬間のオーラは違った)けど、その分、今持っている熱量というか、またMay'nとは違う伸びしろがあるというか、実力を持った青さみたいなものがあるんじゃないかと思うんです。あと、鈴木みのりは、天然に煽っていくよね。多分、生まれ持ってのアジテーターというのがあるんじゃないかと。正直、作中のフレイアと同じようなところがあるのかもしれないけど、例えば、「ルンがピカッと光ったら」の時とかは、完全に鈴木みのりなんじゃないかと。でも、逆説的に、そういう素直にナチュラル・ボーン・アジテーターなところがフレイアなんじゃないかと。
そんな異端の天才を抱えるワルキューレのリーダーがカナメΔ安野希世乃なんだけど、Twitterなどを見ているとかなりのボケというか、天然さんみたいなんだけど、ステージではしっとりとした魅力としっかりと締めるところは締めるということができる、さすがはリーダーだなぁ、と。
安野さんによる「AXIA」→「GIRAFFE BLUES」(とバックで流れるメッサーくんの空戦シーン)はライブの鉄板の流れです。
レイナΔ東山奈央は、なんというか、パズルであと1ピース足りないところに持って来ればピタッとハマってくれる安定感というか、ほら、東山さんって、他にも多くの作品に出演されているし、そちらでも色々と曲を出されているのもあるし、正直、そのうちの一つだろ……と思ってたんですけど、ごめんなさい、僕が間違ってました。正直、東山奈央さんをなめてた。歌でもダンスでも、MCでも、そのMCで話される普段の様子とかからでも、東山奈央さんってすごいわ。実力と努力を持った、本当のプロってこういう人なんだろうなぁ、と。
そして、マキナΔ西田望見さん。のぞみる。実は、マクロスΔで見るまではあまり名前を知らなかった声優さんなんだけど、一目で惚れましたよ。オーディエンスの方を見てるだけじゃなく、メンバーの方もしっかりと見て、ワルキューレだと、JUNNAさんと鈴木みのりさんがメインを取ることが多くて、それに安野さんが絡んで、東山さんと西田さんが支えたり彩りを添えたりというのが多いというのはあるんですけど、そこでしっかりと存在感を見せつつ、より、メインのメンバーが輝けるようにしているというか、そういうところとか、本当に、好き。
で、数少ないマキナΔ西田望見さんのメイン曲であるところの「おにゃの子☆girl」のかわいらしさと言ったら、もう、完全にからのー!だし、マキナΔ西田望見さんとレイナΔ東山奈央さんの「ジリティックBEGINNER」もめっちゃ盛り上がるしめっちゃかわいいので全銀河の民は聞くべきである。
とは言っても、民草もそれぞれに忙しいとは思うので、まずは、先ほど貼ったyoutubeの動画で、「チェンジ!!!!!」の場所だけでも繰り返し見ると良いと思います。
「チェンジ!!!!!」は、今のワルキューレの到達点の一つというか、曲もわけわからんくらい難しいというか変なことやってるし、ダンスも振りもそれぞれの可愛いところを切り取ってきたような感じになっているし、ワルキューレの魅力が簡単に一番よくわかる曲となっておりますので。
あと付け加えると、ライブだとこの曲というか、全曲生演奏でやっているという頭おかしい(褒め言葉)なのがワルキューレライブです。聴きどころは先ほどの映像で4:50あたりからの絶対零度θノヴァティックのドラムですかね。
自分、正直、アイドルとかそういうの全くわからないので、ワルキューレについても、自分がすごく歌もダンスも上手い! と思っているだけで、他のアイドルとかに比べてどうなのかとかよくわかんないんでなんとも言えないんですけど。
ただ、のぞみるめっちゃきゃわわというのと、鈴木みのりさんに煽られてやるルンピカのうぉーうぉうぉー♪はめっちゃ楽しいぞ、ということだけでも覚えて帰ってくださいね。今日言いたいことはそこなので。
「TRUST: 世界最先端の企業はいかに“信頼”を攻略したか/レイチェル・ボッツマン」を読んだ感想と「信頼」を得るためには? とか考えてみた
しばらく、ずっとどこかでまとめて書こうと思っていた、「信頼」とか「信用」について、今、考えていることをちょっと書いておこうかと思います。
元々の発端は、「TRUST: 世界最先端の企業はいかに“信頼”を攻略したか/レイチェル・ボッツマン」という本を読んで、たまには本を読んだら感想みたいなものを書いた方が良いのではないかしら? と考えたことです。
本の中では、uberやAirbnbなどのシェアリングエコノミーからアリババなどの例やブロックチェーンの例を出しながら、現代の「新しい信頼」というところをうまく説明されており、今のひとつの流れを紐解くには、非常に示唆に富む本だと思います。
ただ、やはり、事例が欧米(あと中国)が中心であり、日本ではまた少し違った状況になっているのではないか? というのが考えたところ。だって、まず、uberもAirbnbも日本だと広まってないですし、それ以外のシェアリングエコノミーもまた然り。ただ、だからと言って、この本が役に立たないか? というと、そんなことは全くなく、欧米でシェアリングエコノミーを活発化させている下地というのは、日本でも間違いなくあるものであり、欧米のそれとは違う形で表出しているのではないか? と考えます。
シェアリングエコノミーを活発化させる下地としては、信頼の個人化というのが挙げられるわけですが、これに自覚的であるかどうか、というのが、今、日本だと特にTwitterを中心とするインターネット界隈で見られる様々な事例の裏にあるものではなかろうかと。
例えば、今まで、会社や組織が担っていた信頼というものの担保を個人で担うように変わりつつある中で、
「自分は新聞社の記者だから信頼されてしかるべきだ!」
なんて主張をしたところで、あなた自身を信頼できる理由にはならないでしょ? となるのが当然のところであったり、大企業に務めている人の発言だからといって、聞くに値するか? というとそれもまた微妙だったり、むしろ、炎上案件に関わる人は大企業の役職付きの人が多くいたりするって、どっかでなかったっけ? というくらいだし、大学の先生だからってまともなことを言うか? というと、科学的でも論理的でもないことを恥ずかしげもなく開陳するような事例を多々見たりもするし、インターネット、特にTwitterのような場所だと、Twitter外の肩書きだとか地位とかそういうものは、「信頼」についてはマイナスになる場合はあるにしても、プラスになることはほとんどないんじゃないか、というのが、Twitterを10年以上使ってきたところの感想です。
じゃあ、どうすれば、Twitterのような場所で「信頼」を得ることができるのか? というと、これはあくまで自分が他人を「信頼」するかどうかの基準になりますが、やはり、そのアカウントが発言している内容が9割です。残りの1割が、直接知っていたりだとか、直接会ったことがなくても、Twitter外でよほど信頼できるようなことをやっている人だったりというところです。──地位とか肩書きではなく、あくまで行動ですね。
-簡単に炎上するような発言をしない
-嘘大げさ紛らわしい発言をしない
-その人をフォローしたいと思わせる発言が多い
というあたりが、まずは自分がその人をフォローしたり、信頼するような場合の基準(曖昧だけど)です。
例えば、色々と役に立つことをみんなに広めよう! と様々な情報をひたすらRTするような人とか、世の中もっとよくしていこう! といろんな炎上案件にいっちょ絡みするのが生きがいみたいな人も見受けられたりしますが、そういう人は、あまりフォローしたり信頼はしないかなぁ、というのが今の自分の考えです。
役に立つこと広報マンは、それぞれの公式情報をフォローするなりリストに入れるなりしておいたほうが、情報の精度も高いだろうし、正義のいっちょ絡みマン、いわゆるSJWは、正義かもしれないけど、どっちかというと、ファイヤファイターよりはパイロマニアに近いのでは? というのが、今の印象です。
結局のところは、みんなが日頃、日常生活の中で心がけているように、嘘偽りなく、実直に自分の言葉と能力を決して奢ることなく、誠実に発言と行動を重ねていくのが、信頼を得るための確実な方法であり、一番の近道なのではないだろうかと思うわけです。
サクッと来年の手帳を買ってきた
昨日、ああいうことを書いていたら、今度の日曜のワルキューレのイベントのチケット当選しました。良かった良かった。
というわけで、まだ9月ですが、来年、2019年の手帳がで始めたので買ってきました。
来年も、今年と変わらずにジブン手帳のbizを使おうかと思います。
今年は、仕事で使う手帳(ジブン手帳biz)とそれ以外で使う手帳を使い分けてとか考えた結果、それ以外で使う手帳がいまいち決まらなかったので、来年はジブン手帳bizの一本で行こうかと思います。
気分転換と禅と「扇情のプレミアムイベント」のチケットが当たりますように
この前、と言っても9月初に購入してた劇場版マクロスΔのBDを見て、ぶっちゃけ主人公メッサー君でヒロインカナメさんのアイドル映画(ビートルズの映画とかみたいの)だよなぁ、と思ったり、なんとなく、30年後とかにあの歴史的な事件の裏にはこんなことが! みたいな感じで作った映画っぽいなぁ、とか、ほら、一応マクロスシリーズって、そういう建てつけでTV版と映画版でやってるじゃん? ということでマキナ好き。
劇場版 マクロスΔ 激情のワルキューレ (特装限定版) (購入者ライブイベント抽選申込券付) [Blu-ray]
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そのままの勢いで「ワルキューレはとまらない」のライブBDも見てしまったりしてたらこんな時間になってしまっていたわけで、のぞみる好き。
LIVE2017“ワルキューレがとまらない"at横浜アリーナ [Blu-ray]
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ワルキューレ語りはそのうち色々と言いたいことはあるんだけど、それは今週末のライブ後にとっておこうなかぁ、と(チケット当たる前提)。
とりあえず、今日については、自分のメンタルをケアするためには、ただゆっくりと寝てたりぼーっとしてるのも重要かもしれないけど、自分の好きなものを積極的に摂取していくことも必要なんだということを、発見したということをお伝えしておこうかと思います。
くまのプーさんのように、何もしないをするというのは案外に難しく、何もしないをする、何も考えないというのは、一種の瞑想、禅のひとつであるわけで、私のような凡骨が心を無にするというのは、非常に困難だというのは、恐らくは同意してくれる人が多いと思います。
欲望煩悩心配事とか、ありとあらゆるものが108と言わず、いくらでも、それこそ無限に頭の中に浮かんできます。それを無にして自分と向き合うというのが、いわゆるひとつの禅というものだと思っていますが、そうは簡単にいかないのです。
日頃、疲れた精神をリフレッシュさせるのは、その禅の心が役にたつというのはわかってはいますが、俗人なので瞑想して心をカラにしようとしても、小人閑居して不善を為すという言葉の通り、いや、実際に不善はしないですが、妄想に支配されるばかりで、涅槃には遠く及ばずなのです。
まぁ、だからどうするか? というソリューションを考えなければならないわけですが、結果として心配事だとかそういうことから離れればいいわけで、それであれば、自分の好きなものだとか、そういうもので埋めてしまえばいいのではないか? というのが、最近至った結論であり、ちょっとTwitterとかネット見て気分転換〜というよりも、何度でも読みたい本を読み返したりだとか、100回見た映画を見直したりだとか、もちろん、新しいものに触れるのも良いかもしれないですし、運動とか筋肉の動きを感じることでも良いかもしれないし、そういうことを、積極的にしていこうと思いました。
結論、マキナΔのぞみる好き。
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北海道の胆振東部地震の被害に遭われた方には、お見舞い申し上げるとともに、その前の台風被害、西日本の豪雨災害とともに、一日も早い復旧をお祈りしております。
このような災害の後、Twitterなどのソーシャルメディア上で、お互いに助け合おうというのを見かけると、「災害ユートピア/レベッカ・ソルニット」を思い出しました。
災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
- 作者: レベッカ・ソルニット,高月園子
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
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いわゆる、3.11、東北の震災前に書かれた本ではありますけど、大きな災害の時に人々がとる普遍的な行動、コミュニティの形成と、それを阻害する要因について、非常に丁寧に書かれており、まさにその通りの状況を見ることができる良書です。
特に、今回の胆振東部地震については、地震の直接の被害がほとんどなかったところであっても、全道的に停電に見舞われるという、今すぐに生命の危機に瀕しているという事態に陥っていたり、住むところ寝るところにすら難儀するということになってしまっている人はほとんどないが、日常を送ることはできなくなってしまっているという、少しばかり他の災害と比べても特異な状況となってしまっていたのもあり、この、人の善意というものから作られるコミュニティが非常に良く可視化されたのではなかろうかと思われます。
おそらく、これから先、右から左から、古いのから新しいのから、おもても裏も、いろいろな意見が出てくることと思いますが、その際には、ぜひ、「災害ユートピア」をご一読いただいたところで、それらの意見を見てみていただけると、また違った趣が見えてくるものと愚考いたします。
まったく不謹慎かもしれないし、外野の意見だというのはわかってて言うけど、Twitterで、灯りの消えた街の星空の写真をアップしている人が何人もいたりして、あー、だから人間ってすげーな、って思いました。